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下白岩の有孔虫化石
(中伊豆町下白岩・20010909)

 彼岸葉なの花芽がたくさん見える道を登っていくと、白っぽく崩れやすい露頭がある。小さな丸い化石が入っている。3〜4ミリメートルくらいの乳白色の有孔虫は、そんなに一生懸命探さなくても簡単に見つかる。天然記念物の大きな看板のあるところより少し上まで歩くと、柵がなく露頭にもっと近づける所もある。

●なぜ、下白岩に有孔虫化石があるのか●
 海底の一部が浅くなった1100万年前頃、貝殻やサンゴなどの浅い海にすむ化石の破片がうず高くつもる場所ができた。下白岩の石灰岩や石灰質砂岩は、この時期のたい積物である。のちに伊豆半島となる部分の海底は、フィリピン海プレートの移動とともにゆっくりと本州へ近づいてきたが、この頃はまだ本州から1000kmくらい南にあったため海は温かく、熱帯性の大型のプランクトンや貝がたくさん住んでいた。下白岩の石灰質砂岩は、このような大型プランクトン(大型有孔虫)の化石産地として有名である。

参考文献:http://www.ipc.shizuoka.ac.jp


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