三原山

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最初のポイント

マグマのモンスター

九十九折

神社

四辻付近

剣が峰

 三原山に上った際にあった解説パネルには以下のような歴史の記述があった。
「大島三原山の歴史」
正面に見える三原山は、伊豆大島火山の安永の大噴火(1777〜79)で誕生した中央火口丘です。伊豆大島火山はもともと富士山のような成層火山でしたが、5〜7世紀の噴火で山頂部が陥没し、目の前に広がるカルデラ地形が出来ました。ここはカルデラの北西縁です。三原山の中央火口から上がる火柱は古来「御神火」として崇められてきました。三原山斜面からカルデラ底にかけて、安永以降、3回の溶岩流が広がっています。溶岩流には、風や鳥が運んできた植物の種が芽生えています。 


最初のポイント

 御神火(ごじんか)茶屋を抜けると、厩(うまや)があり、すぐに登山道になっている。一面が黒い火山噴出物で覆われている。足をとられるので、中々歩きづらい。
 一番最初に出会う観察スポットは、1950〜51年と1986年の溶岩の比較。このポイントの側には溶岩に飲み込まれたのか、溶岩をくり抜いたのか、避難用の半円形シェルターが埋もれていた。
 1986年の溶岩のかたまりの上は、砕けた溶岩で足場が悪い。トゲトゲした溶岩は、触るだけでも痛い。真っ黒いが、白か透明の鉱物が見えた。いくつもの小さな溶岩片が巧みに重なり合っていて、面白い。ガスが抜けたり雨風による収縮で、こんなに巧みな積み石が出来たのだろうか。


マグマのモンスター

 なだらかな登りにもかかわらず、足がとられて疲れる。視線が周りの溶岩と同じくらいになったところで、周りを見渡してみると、樹氷のように溶岩が立っている部分が所々に見られる。これは、マグマの粘性によるもので、粘性が高いほど、うねる。このマグマは粘性が低いとのこと。鬼押し出しではもっとうねりのあるマグマの跡が見られるらしい。

 
シェルターと1986年溶岩流(左)と溶岩(右)


九十九折

 山だけあって、道が九十九折になっている。(でも、僅か三度の折れ。)
 1つ目の折れからは、B火口が見えた。割れ目噴火という名前にふさわしくなく、普通の火口の形。でも、どことなく誇りを持っているように見えた。1986年生まれで、私より少し年下だけど、私よりずっといろんな事を知っているようなかんじで、格好良かった。
 2つ目の折れで、溶岩に染み込んだ水が雫になって出てきている層があった。黒く、青光りする溶岩のところから水が出てきていた。
 3つ目の折れでは、細かい砂がきれいに重なっているような層があった。「オカシイ、オカシイ」と学芸員の皆さんは層とにらめっこするが、私には今ひとつ、何がおかしいのかわからない。端っこの方で崩れた岩片を持ってきて見ると、石粒がたくさん付いているような側(皆様は「模様」と言っていた)とそうでない側があった。石粒のついているほうが上らしいが、この石のどのあたりがオカシイのか、さっぱりわからない。ただ一つ思ったのは、崩れやすい砂で出来ているような岩だということ。

 
凝灰質砂岩の露頭(左)と凝灰質砂岩(右)


神社

 大きな二つの岩が見えると、ここが山頂なのかと思ってしまったが、まだまだ先であった。
 二つの岩のすぐ横に、小さな神社がある。その神社はどうも、溶岩の傷跡を持っているらしかった。神社の左側が、溶岩なだれの中にある。溶岩が流れてきたのに燃えなかったのかな…と考えるが、そういった看板はないので、わからない。

  


四辻付近

 岩が隔てた四辻の、左側の道(東回り)を歩き進めると、左手奥にB火口が見える。九十九折のところよりも、大分中まで見える。先ほどはひとつの火口の縁が見えたに過ぎず、全体はいくつもの火口が列をなして合唱している。
 B火口を臨めるあたりには、軽くてたくさんの穴が開いた溶岩が大量に落ちていた。


剣が峰

 尖っている山頂・剣が峰まではかなりの急勾配。山頂に近づくに連れ、遠くで小さかった白い水蒸気が、どんどん近くなっていく。5mくらいしか離れていないところからもくもくと上がってくる水蒸気は、大涌谷ほどの怖さはないが、やはり少し怖い。
 火口付近では、火山豆石や火山弾が見られた。
 特に、火山弾の分布の仕方が面白い。剣が峰の頂上に至るまで、火山弾はあまり目につかなかったのだが、頂上を越えた途端、突然火山弾がそこら中に出現した。先日見た火山博物館の火山弾を、だれが日本一と決めたかは知らないが、人よりはるかに大きなものから、手で握れるくらい小さなものまで、いろんな大きさの火山弾がゴロゴロあった。また、山頂から少し下るあたりで振り返って見ると、お正月の達磨市のように、デンと腰を据えた火山弾が山肌を覆っていた。登りながら「火山弾がないね」などと言っていたこともあって、「いるもん、ここに」といっているような姿は、非常に滑稽だったし、面白かった。
 火山弾がなぜ登り側の斜面では見られなかったのか…火山弾が噴出した時の風向きによるのかも。溶岩が流れた方には火山弾が落ちたとしても見つけにくいのでは…との平田さんのお言葉に即納得。
 また、溶岩や噴出物などに見られる、ガソリンのような青い虹色の光は、ガスによるものだそうだ。光らない溶岩も元は光っていたのかもしれないが、どうして光らなくなるのか、疑問に思った。(色は難しい…BY平田さん)
 火山弾が減ってくると、今度は道路わきに水蒸気が上がっている。おそるおそる手をかざしてみると、ちょうどいい湯加減だった。
 一週終わるあたりに、火口展望地がある。剣が峰から90度ほど左側(北西)にずれた所にあり、剣が峰では少し見えにくかった南東の火口壁が奥の方まで覗ける。硫黄化合物が含まれているのか、黄色の部分や、真っ赤な部分、崩落したような跡が印象的だった。

  
A火口(左)と巨大な火山弾(中)と噴気(右)
 
山頂にあった溶岩(左)と火山豆石を含む凝灰岩(右)


メンバーの感想
 最初は、舗装された道が続いた。山のふもと辺りの曲がり角に砂漠の石に似た石があった。もともとはまっすぐの道だったらしいが、溶岩が流れ込んできていた。高さ2メートル位の溶岩が道をふさいでいた。溶岩が元町に流れ込みそうになったとき、消防車が水をかけて溶岩を止めたのがびっくりした。(富谷)

 最初の道は特に普通だった。もう、山に近くなってきた時、ボロボロの道があった。それは、噴火のせいだとしって、少し驚きました。そして、どんどん上に登っていくと、地層が、いっぱいあった。地上を見てみると新しい溶岩とふるい溶岩の違いが分かった。後、B火口(?)は、ひらぺったくて、なぜか古く見えた。頂上に近づいていくと、火山弾が、いっぱい落ちていた。その火山弾は、火山博物館にあったものよりは小さかった。頂上にいってみると、火口からは、水蒸気(?)がでていて、いつ噴火するか分からないくらいだった。中には水蒸気(?)のでていないものもあった。でっかい溶岩もあった。神社もあって、溶岩が流れているのに、その神社は、屋根が少し壊れたぐらいで不思議に思った。(青木)


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