▼1 講義のねらい
最初から、このメールマガジンをとっておられる方は、くりかえしになるかもしれませんが、この講義の目的を書きます。
この講義は、受講者が、科学、そして宇宙や地球に興味を持てるような内容を目指しています。受講者が、科学とはおもしろいものだとか、宇宙や地球とは不思議なものだとか、それを調べている科学者の考えかたなど、を紹介(しょうかい)したいと考えています。
そして、科学というのは、いろいろな現象やできごとを、論理的(ろんりてき)に、ときあかす方法の一つにすぎません。でも、科学の論理性は、社会生活において重要な指針となることも、紹介したいと思っています。
後期は、各回のテーマを、「この世」を構成するさまざまな成分(せいぶん)にわけて、それぞれを百科事典のようにみていきます。
そして、その記述を紹介しながら、学ぶべき教訓のようなものを、まとめていきたいと思っています。
▼2 講義の進めかた
学習するとは、なんらの役に立つことを、自分で身につけることです。
役に立つこととは、
・知識を得ること
・技術を身につけること
・方法を身につけること
・生きるために役立つことを得ること
など、目的におうじて、違ってきます。
でも、この講義の受講者の多くは、科学者になるためにこの講義を取っているわけでないでしょうし、科学技術を身につけることを目的としているわけでもないと思います。
たぶん、なんらかの、宇宙や地球、科学にたいする好奇心や、学びたい、知りたいという気持ちがあるためでしょう。ですから、この講義では、大量の知識を伝えることより、そのような科学的知識から、各階層の特徴やエッセンスを伝えていきたいと思っています。
さらによくばって、生活する上で、あるいは生きていく上で役立ちそうなことを抽出(ちゅうしゅつ)して、伝えたいと考えています。つまり、宇宙や地球の不思議を伝えることから、学ぶべき教訓を伝えたいと思っています。
教訓には、たぶん、私の独断(どくだん)ともいうべきものや、こじつけのようなものもあると思います。そうは思わない、というかたもいるかもしれません。もっとちがう教訓をえた、というかたもいるかもしれません。そんなときは、遠慮(えんりょ)なさらずに、メールでご意見を下さい。
また、前期もそうでしたが、この講義は大学で私が実際に学生たちあいてにおこなっているものです。それを、講義ノートをもとにして、メールマガジンとしてます。つまり、同時進行しているのです。
ちなみに、大学生は受講者は541名、メールマガジンの受講者は、2700名(11月7日現在)です。なんと、3241名のひとが、この講義を受講していることになります。まあ、実際には、本当に、あるいは真剣に、この講義を聞くひと、このメールマガジンを読むひとが、何人かるかは不明です。でも、一人でも聞いてくれるひと、読んでいるひとがいる限り、この講義は無駄にならないのです。ゼロかもしれません。その時は、このメールマガジンをやめるときです。でも、私には、その実体はわからないのです。
ですから、私は、このメールマガジンは、不特定ひとりのひとのために、書くことにしています。教室での講義も、数名の、私のほうをみて、いっけん真面目そうに講義を聞いている学生に向けておこなっています。
ですから、疲れた人、読むのがたいへんなひとは、無理せずにやめていいのです。ほんとうに好きな人だけが、読んでもらえばいいと思っています。
▼3 講義計画
後期の講義では、宇宙から、素粒子(そりゅうし)まで、「この世」を構成するものを、網羅的(もうらてきに)に、すべての階層(かいそう)をみるというやりかたで、とりあげます。
予定としては、以下の順番に講義を進めていくつもりです。
1講 はじめに
2講 宇宙
3講 銀河
4講 恒星
5講 太陽系
6講 地球
7講 大地
8講 マグマ
9講 岩石
10講 隕石
11講 鉱物
12講 元素・素粒子
13講 ヒト
掲示板
・後期のレポートについて・
E-mailでレポートを受け付けます。希望者のみ提出してください。提出していただいたレポートは、公開可能であればホームページで公開します。公開を希望しない人は、非公開希望とレポートに書いて下さい。
なお、大切な注意がひとつあります。それは、レポートを書くときは、
ぜったいに、参考書は使わないこと!
です。
レポートを書くとき、ふつうの授業や、おおくの先生は、調べて書きなさいというはずです。でも、この講義では、調べないでください。
調べると、自分の考えではなく、調べた本や資料の考えをまとめて述べるだけになります。そんなことは、自分自身にとって役に立ちません。
「自分で考えて書くこと」、これが一番大切なことだと思います。それにあわせて、自分でかんがえるような内容のレポートのテーマとしてます。
レポートのテーマは、以下です。
第1回 テーマ:あなたにとって、宇宙とは、なんですか。
宇宙は、人それぞれに、内容、定義、考え方が違うはずです。あなたは、あるいはあなた自身にとって、宇宙とは、どんなものですか。あなた自身の考えを書いて下さい。
第2回 テーマ:あなたにとって、地球とは、なんですか。
地球は、物質としては、確固として存在します。しかし、人それぞれに、地球に対して、定義、考え方が違うはずです。あなたは、あるいはあなた自身にとって、地球とは、どんなものですか。あなた自身の考えを書いて下さい。
第3回 テーマ:あなたにとって、自分とは、なんですか。
「自分」は、この世でたった一度、存在するものです。しかし、人それぞれに、「自分」に対して、考え方や振舞い方が違うはずです。あなたは、あるいはあなた自身にとって、「自分」とは、どんなものですか。あなた自身の考えを書いて下さい。
それぞれに「あなたにとって」という一言がついてます。これが大切なてんです。ちなみに、実際の大学の講義と同時進行ですから、学生たちも、このレポートを書きます。
では、来週から講義をはじめます。お楽しみに。
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