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最終講義:「あなた」への手紙


(2004.03.25)

 いよいよ「Terraの科学」も最後の講義(最終講義(さいしゅうこうぎ)といいます)となりました。メールマガジン「Terraの科学」も、これで最後の号となります。長らくお付き合いありがとうございました。最後に「あなた」への手紙を書きます。


講 義: 最終講義:「あなた」への手紙

▼ ありがとうございました
 まず最初に、今まで受講してくださった「あなた」にお礼を申し上げます。「あなた」がおられたから、このメールマガジン「Terraの科学」が最後まで続けることができました。「あなた」が、このメールマガジン「Terraの科学」を購読して下さっていたので、2年間、毎週欠かすことなく発行できたのです。
 私は、受講者の数に一喜一憂する気はありません。受講者は、少数でも、いや「あなた」一人でもいいのです。「あなた」のように、この講義を必要とする人がいれば、このメールマガジン「Terraの科学」を発行した価値があります。
 「あなた」は、もしすると、無口な人(メールを出さない人)かもしれません。「あなた」について、私は、何も知りません。でも、どこかで「あなた」が読んでいると思って、このメールマガジン「Terraの科学」を、毎週書いてきました。
 「あなた」とは、この文章を、今、読んでいる「あなた」自身です。「あなた」の顔も知りませんし、声も聞いたことがありません。電子メールやインターネットのホームページを通じてだけの、お付き合いでした。
 そんな「あなた」に、心から、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

▼ 良き師を目指して
 最後といって、特別な何かをするつもりはありません。ただ、この講義をはじめるにあたって、私がやりたかったことができたのかということ、そして、この講義を通じて、受講者の「あなた」に私の伝えたかったことが伝わったのかどうかが心配なだけです。
 でも、これは私の思い描く「あなた」だけでなく、いろいろな「あなた」がおられるかもしれません。「あなた」は、この講義をいろいろな受けとめられかた、利用のしかたをされたかもしれません。それについて、私から、なにもいうことはありません。好きなように使っていただければいいのです。ただ、「あたな」に、この「Terraの科学」から、何かが伝わればいいのです。
 この最終講義を書く前に、私は、メールマガジンのNo.1で書いた「講義のねらい」を読み返してみました。そこにはつぎの3つのことを書いていました。
・講義のねらい:Terraを知りたい人へ
・私の役割:良き師を目指して
・私の目指すもの:Terraのリテラシー
 講義内容は、最初の考えたとおりに進めました。ですから、学問的な内容に関しては、ねらい通りに進めました。また、大学で私がおこなってきた現実の講義とメールマガジンが同時進行ということも、仕組みですので、こなすことができました。また、リテラシーというものは、学んだからすぐに身に付くことでもありませんが、このようなメールマガジンを強制ではなく、自分自身で読んでいこうとする気持ちが、最初の一歩のはずです。それを少なくも「あなた」はもっているのです。ですから、これからもこのような努力を続けていくことで、きっと「あなた」にはTerraのリテラシーが育っていくと思います。
 一番の心配だったのは、「あなた」にとって私が「良き師」であったかどうかです。このメールマガジンを通じて多くの人と、メールを交換しました。老若男女、非常の多様な人との出会いがありました。もちろん質問もあり、議論も生まれました。その一部は、メールマガジンの中でも紹介しました。しかし、質問に答えたり、議論をしたりすることと、私が「良き師」であったかは同じではありません。私の職業は、大学の教員です。大学教授という職業としては「師」とよんでいいいような肩書きがあったとしても、それは「良き師」の条件にすらなりません。
 私ができることとは、講義の内容を充実することと、その内容に対して「あなた」からあったいろいろな反応に対して、私が誠意をもって対応することだけです。私にできることは、ひたすら「良き師」を目指して努力することだけです。リテラシーを身につけることと同じように、「良き師」になるためにも、同じような不朽の努力が必要となることを身にしみてわかりました。私も今後「良き師」になるために、努力を続けていきたいと思っています。
 私が「良き師」であったかどうかは、「あなた」が判断されることになります。「あなた」がどう感じたかが、その答えとなります。そんな感想がいただければ幸いです。メールアドレスは今後も使えますので、よろしければ、メールでいただければうれしいです。
 最後ですので、いろいろ書きたいことはありましたが、書くと長くなりそうなので、やめましょう。最後くらい、「あっさり」と終わりましょう。

 繰り返しになりますが、最後まで読んでいただいた「あなた」にお礼も申し上げます。最後まで本当にありがとうございました。



このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
http://www.mag2.com/
を利用して発行してきました。


ありがとうござしました。
今回で講義はすべて終了します。
The End of Lecture.


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